「でもまあ良く考えれば、貴女ほど可愛い女性はいませんし、優秀な人もいません。俺に匹敵するぐらい成績優秀なのは認めていますし。ああ、人望もありますね」

…それって後半、自我自尊?

「なので俺は貴女が好きなんです」

「…とても正気とは思えない告白ね」

「ええ、恋は病ですから」

あっさり言い返された…。

でもまあ確かに。

自分を褒めるワケじゃないけど、コイツほど優秀な人物は知らないし、私はそんなコイツとライバル関係にあった。

お互いの優秀ぶりはイヤってほど知り尽くしているワケだけど…。

それで何で愛の告白?

やっぱりどこか、納得いかない。