繋がれた天使〜Siori and Mitsuki〜



「栞っ!?栞!!」


慌てて抱き起こしたが、栞は目を覚まさない。



さっきまでの狂気の沙汰がまるで嘘だったかのように、静かな顔で目を閉じている。


俺はとりあえず栞を布団に寝かせ、暫く様子を見る事にした。