どうしたらいいのかも分からないまま、ホテルをチェックアウトする。 栞はあれから黙ったまま。 俺も言葉が見つからない。 助手席に…すぐ隣に座ってる筈の 栞が、やけに遠く感じる。 なんでだよ…。 俺ら、始まったばかりなのに…。 『運命の人』だと思ったのに…。