『勘違いするなよ?』 『へ?』 私お得意の、勘違いですか? 何も分かって無いような私に、秀くんは、呆れた様にため息をついた。 『さっきの、四つ葉の花言葉だからね?』 花言葉? あ、そっか。 秀くんは詳しいって、拓が言ってたもの。 な、なんてことを考えていたのかしら!!!! 『だから、スミは顔に出やすいんだって』 秀くんは、ケラケラと無邪気に笑った。 やっと私を受け入れてくれたのかしら、と単純に嬉しくなる。 『ねえ、もう来ないでね?』 また、そうやって簡単に刃を向ける。