「一生、傍に居てくれないか」 その問いの答えは、返したはずよ? いつもの貴方のように、裏返しの愛で、遠回しの愛で。 『一生、俺の桜で居てくれ。白純美』 私の問いを使って、うまく尋ね返す。 貴方の桜に、これは受け入れてもらえたのね。 『ええ。一生、あなたの桜で居るわ』 そう、微笑む。 本当に、好きよ。 と、心底思う気持ちを込めて。 すると拓も、優しく腕を離して、私の顔をじっと見つめる。 沈黙が、柔らかい。 この刹那の沈黙でさえ、大事だと思う。