日向さん・・・。 スタジオのガラスごしに、 ちらっと姿が見える。 私をーーーー 軽い奴だって・・ 軽蔑してますか? あんな風にーーーー 誰とでも・・なるって、 思ってますか? 涙が、あふれてくる。 ーーーー違うの。 私・・・ 日向さんだったから・・・ 言い訳にも・・ なりませんか? 飽和状態となって、 瞳から溢れた涙が デスクに当たって弾けた。 拒まなかった理由は・・・ 私の中に、 残ったままだった。