双子フタゴ愛アイ



タカラのサラサラした髪が


私の額に落ちるのを・・・





ータカラは私にキスをしたー




(・・・・・)



私の時は止まった



タカラのくちびるがまたゆっくり離れるまで一瞬のようにも何十秒のようにも感じた



「もう・・忘れろ」



タカラの瞳が私を見つめながらゆっくり離れる



「オレはお前しか見ない」



私はそれをぼうっと聞いていたけど



大分経ってからタカラの口が触れたところを手でなぞった



「え・・?」



何が起こったのか信じられない私はタカラを見たり自分の口をなぞったり交互に繰り返す