「オレの方こそ・・・びっくりしただろ?わりィ」 タカラは中途半端にさ迷ってた私の手を取ってギュッと握った 「・・・・・」 タカラの手・・・ 微かに震えてる 「・・・だ、大丈夫?」 「何が?」 口では平然とそう言うケドなんだか様子が変だ 「・・・怖い夢でも見た?」 「見ねェよ・・・」 強がりながらも私の手を離そうとしない なんで いつも頑張るの? 何でも出来てちょっとクールであまり可愛いげがないタカラ でもどんなに完璧に振る舞っても 今タカラの手は子供のように私を頼ってて