ハッ ダメだ早く用意しなきゃ! 我に返った私は慌ててデートの準備をした 「じゃあね〜行ってきま〜す!」 その後の時間をあまりなく使って精一杯オシャレした私 ムスッとした顔のタカラに何か言われない内に玄関をでた デートのたびに嫌な顔をされるのもなぁ ため息をついた私の前にシルバーのレガシィが止まる 助手席のドアが中から開けられて 「おはよう」 爽やかに微笑む比呂也君が見えた 「・・・おはよ!」 はにかみつつ 私も笑顔を見せて助手席に乗り込む