光輪学院高等部・『オカルト研究部』

鐘の音が、周囲に響き渡った。

すると鐘は金色に輝き出し、その光は音色と共に辺りに散らばった。

学院中に、光が音色と共に広まる。

「始まった…!」

神無月は身構えた。

光は自分の目の前に集まり、一つの十字架の形になり、そして―封印の場に突き刺さる。

同じように、四ヶ所の封印の場では、新たな十字架が形成された。

すると五個の十字架は光の柱と化し、空に伸びる。

鐘の音が響き渡る中、光はやがて学院全てを飲み込み、5人はその眩しさに目を閉じた。