「そっかぁ。じゃあかんちゃんとみーちゃん、大丈夫なのね?」

『何とかね…。もう走り回ってクタクタ…。九曜なんて封印の衝撃で、もう立てないみたい…』

「じゃ、部室で休んだ方が良いんじゃない? アタシの方も、すぐに済ませて行くからぁ」

『分かった。悪いけど言葉に甘えるわ』

「うん! じゃ、すぐに行くね!」

雛は明るく言って、通信を切った。

神無月、依琉、九曜まで封印を済ませた。

次は自分の番だと、雛は思った。

学院にはガーデンニング部は存在しない。

そして誰もガーデニングなどやっていない。

しかし学院には、とても美しいガーデニングが存在している。