翠も頼りになるし、京平はバーでビシビシ教育され、今年は後輩もできた。



もう言うことナシ…。



「なんだよ!!マッパで待っとけって言っただろーが!!」

「虎君早いんだもん!!もうお仕事終わり?」

「今日はな」

「なんで今日?」



このアホ林檎…。



毎年毎年…。



よくも俺とお前の記念日を忘れてくれますな?



「せっかく買ったブレスレット、やらん」

「へっ!?あたしに!?」

「他に誰にやんだよ!!マジでお前って頭の中空っぽなんじゃねぇの!?」

「でも今日って…はっ!!お、覚えてるよ~!!に、2年だね!!」



絶対忘れてただろ…。



マジであげない。



すっげぇムカついたからお仕置き。



「レストランの予約取り消し。お前の部屋に変える」

「なんでぇ!?ヤダ!!」

「忘れてたくせになに言ってんだチビ!!」

「虎君がマメなんじゃん…。男のくせにさ…」

「あ!?なんか言ったかコラ」

「なにもっ!!」



ずっとこうしてバカみたいに付き合って行くんだろうな…。