何となく、同じ方向へ
視線を向ければ
そこに居たのは


キムで。


「しょうがねぇ。
眠らせろや。」

その一言を聞いた直後
目の前が暗くなった。


高ぶりきった神経が
鈍く曇っていき


既に動かなかった体が
崩れるのがわかった。





ーーーーエライもんだな



意識飛ばしても



モニカの事は
はなさねぇのかーーーーー





その言葉を最後に
意識はなくなった。