ジニーは、 私を抱き寄せて、 唇を重ねた。 こんな 甘い時間が 永遠に続くと 信じられるほど、 空は澄んでいて 内陸に行けば、 星も見えていた・・・ あの空は、 どこに行ったんだろう? いまじゃあ、 内陸にいけども。 かつて潜伏した、 森にいけども、 灰がかった 黄みの朱の空が 落ちてくるばかりだ。 希望のない空・・・ そう 今の、 私 ・・・みたいに。