ジニーは、


私を抱き寄せて、
唇を重ねた。





こんな
甘い時間が
永遠に続くと


信じられるほど、
空は澄んでいて


内陸に行けば、
星も見えていた・・・




あの空は、


どこに行ったんだろう?



いまじゃあ、

内陸にいけども。



かつて潜伏した、
森にいけども、


灰がかった
黄みの朱の空が
落ちてくるばかりだ。



希望のない空・・・



そう



今の、





・・・みたいに。