だが、藤原の体はぴくぴくと痙攣を終え、完全に停止した。 喉が裂かれた時の、 「ヒュー」という呼吸音も、聞こえなくなった。 彼は、返り血を浴びたまま、 藤原をただ静かに見下ろしていた。 そして少し経つと、彼はしゃがみ込み、 藤原の目蓋をそっと閉じると、 車内にあった建物の設計図を持ち去り、 その廃墟に向かって歩き出した。