「へえ……」 光は、メニューを確認した。 水とパンとスープと、おかずが申し分程度の量で、何品か。 その中で光は、使えそうなものを見付けた。 「君からも何か言ってくれないかい?僕は、完全に無実だからさ」 「そうなんだ?考えてみようかな……」 表面上は笑いながら、光は、小さく溜息を吐いた。 何なんだ、この現実味の無い会話は……。