新しい煙草を出そうと思い、さっき火を消したものが、 最後の一本だったのを思い出した。 彼は仕方なく、潰した箱をポケットにねじ込んだ。 「俺が、あいつらの親ねえ……」 こんな俺に、教えられること何かあるんだろうか。