光は、午前三時を示す目覚まし時計の文字盤を虚ろな目で眺めて、 大口を開けて欠伸をした。 とりあえず、寝よう。 明日になってもまだイライラが残ってたら、 晴喜の部屋の玄関口に空きビンでもぶつけてやろうかな……。 光は、面白い事を思い付いた子供のように笑った。 そして、少し湿っている包帯を指でなぞりながら、まどろんだ。