カラカラライフリズム

幸枝はヒステリックに叫んでから、けたけたと笑い出した。


――ばぁんっ!


空気を重く貫いたような音がした。

弾丸が風を切り、
後ろの窓ガラスに穴を開ける。

破片は、その部分のガラスが割れる音と一緒に飛び散った。

樋口が、厳しい表情で拳銃を構えていた。

「…それ以上言うな。次は、狙う」


銃口は、幸枝を向いていた。

幸枝が一瞬怯む。