「優奈」

「ん?」

「ちゃんと家に帰るんだからね?」

「えー」


そんなこと言った優奈だったけど、結局迎えにきたおばさんに強制連行されていった。


「ごめんねあおちゃん。最近はずっと友達の所を回っていたからこっちにいるとは気付かなくて。久しぶりだったでしょう」

「大丈夫。それに、優奈にとっても今回はちょっと為になったこともあったから」


ブツクサ言ってる優奈を連れて、おばさんは帰って行った。

急に静かになったように感じる家。


ワンッ!!

カナデもちょっぴり寂しいのかな?


「優奈、久しぶりだったねぇ。次いつ会えるかな?」


あたしにとっても、色々知ることが出来てよかった。

今度はいつ会えるかな?


嵐のように現れ、嵐のように去っていった優奈でした。