迷い立ち止まるとき いつも終わりを夢見る すべての自由はそこにあるのだと 現実を見ずに錯覚する けれどあのときあなたは 氷よりも冷たくなった私の手を そっと優しく包んだのだ 点滅する赤信号 色を失う世界 抱きしめられたときのぬくもり 零れ落ちた涙を拭って小さく笑った あのとき あのときから どんな孤独の中にあっても 絶えずやさしさは 降り注いでいたんだ