そして秘密の時間(とき)を共に

「そんな事言って、からかってばかりだと、料理作らないで帰っちゃ……」



全部言い終わる前に、涼の唇が私の唇に軽く触れて、続きが言えなかった。



「なんか手伝おうか?」

すぐに離れて、素知らぬ顔で涼は言った。

余裕しゃくしゃくな感じで、ちょっと悔しい……けど、ちょっと嬉しいのは、涼にはナイショ。



「いいよ、大丈夫。涼はゆっくりしてて」

そう答えてから思い出した。