「僕の姿は、百合子さんにしか見えません。あ、幽霊じゃないですよ?僕は…まあ、言ったら妖精…ってとこですかね。」





…妖精?


…ティンク?





わかんない。もっとわけわかんなくなっちゃったじゃない!




ってかほんとなの?




「本当ですよ。ほら、みんな僕のことなんか見向きもしないじゃないですか」




確かに。

みんな、まるで見えてないみたいに無視してる。




どうやら妖精なのは本当みたい。



…ならば!




「よ、妖精なら、なんか不思議な力とかないの?」



あるよね?

妖精だもん。