「きれいだなぁ…」





そうつぶやいた瞬間、一枚の花びらはひらひらと舞い降りてきた。


視界が乱れ、目をこすった。






焦点をさくらに合わせようとしたとき、気づいた。






だれか…人が前に立ってる。





男の子だ。







私はわけがわからなくて、思わずがん見しちゃった。






その男の子の見た目は…


男で、

同い年くらい?

黒髪。

服は…なんか、現代にはいない、巫女さんみたいな感じ!





…変なの。