―――――キーンコーンカーンコーン…





チャイムが鳴り響いたと同時に、みんなドタドタと教室を出ていく。




私もなるべく早く教室を出て、校庭へと向かう。











さすがに、中2にもなってさくらの木を見る人はいないみたい。




でも、さみしくなんかない。






さくらの木をみてると、1人じゃない気がするの。



私は1人じゃない。

そう思えた。