朝。


起きると、雅がそばにいた。




「おはよう」

「おはよう」




「ねえ雅。私のお願い、1つかなえて?そしたら、妖精界へ帰れるんでしょ?」


「別に帰りたいとは思ってませんが…願いは、何ですか?」





答え。

私が悩んで出した答え。




「友だちがほしいの」




きっと、雅は叶えてからじゃないと帰れない。

だったら、さっさと叶えて帰ったほうが、雅にとって楽だとおもう。


少しさみしい気はするけど…すぐに忘れられる。





なんか、私恋した人みたいじゃない。