相変わらず、稚尋の突発的な行動にはついていけない。 心臓に悪い……。 うつろな稚尋の瞳があたしを捕らえた。 「お前こそ、隣の奴と随分仲がよかったじゃねーの?」 「え?」 顔が、近い。 隣の奴って……南君の事? 確かに少しだけ話したけど……。 仲がいいって訳じゃあ…………。 だめ。 どんな言い訳をしても。 稚尋には敵わないんだから。 「そういうの、やくんだけど?」 スッ。 視界が真っ暗になった。 .