「・・・・」 目が覚めたら、 私は見慣れない所に居た。 そうか、昨日・・・。 ―――― ――― ―― ― 「・・・すみません」 誰だろう。知らない人だ。 「はい?」 「貴女、沙良ちゃん?」 「そ、そうですけど」 「あの、おばさんたちからこのこと聞いた?」 そう言って、 その女の人は、私に今日から この家に行ってね。 と、地図を渡してきた。 「え。」 何故急に。 やっぱり沙良は いらない子なのだろうか。