「・・・らさん」

「さ・・・ちゃ・・・」

「・・・・ら・・」


ん?
誰かに呼ばれてるような・・・


「「「沙良!!!」」」

「はいぃ~」

「よかったぁ~」


と言って、1人の男の子が
ハグしてきた。

私は何が起こっているのか
いまだに分からず、
口をパクパクしているだけだった。