二人の胸に刻まれた刻印は 光輝く者は純白 闇を纏し者は漆黒 の十字架 己の血は熱湯の様に熱く 触れるだけでも激痛が身体中を支配する それでも 二人は離れなかった 交わした約束はたった一つ 月が銀色に染まりし満月の夜 月が見える丘の上で 再び相容れ様と 会える保証は何処にもない そんな約束 それでも 二人は丘へと向かう 数百年前に交わした 愛しい者との たった一つの 約束を守るために