家に入ると明子さんが
ニコニコしていた。

「どうしたの?
明子さん。」

「うんん。
若いっていいわね。」

「何で?」

「龍矢君と家の前で
キスできるなんてね。」

「見ていたの!!」

「ちょうど見えたのよ。
いいじゃないの?
恋人同士なのに。」

流石に恥ずかしかった。

自分の部屋に戻って
えみりにメールを送った。

けど返事はない。

人を愛する事は時には
苦しいけど、
真実を知る事になったら
余計に苦しくなる。

反町君の真実を知りたく
なった私。