観覧車は頂上に達した


藤本はあたしの隣にきた


     え?






彼はあたしにキスをした


    「ヤっ」

 
あたしは彼の肩をおもいっきり押した


それでもキスをやめない


唇が離れたかと思うと


 「お前、神崎だろ?」


彼はスカートをめくりあげてあたしの太ももからふくらはぎをなでた



   「やめてっ」


必死の抵抗も彼にはかなわない・・・


トレーニングしてても男の力には勝てないや

    (>_<)


あたしは諦めて目を閉じた…


彼はあたしが目を閉じたのに気づくと優しく抱きしめた



「神崎・・・なんで嘘つくの?」


「琢也さん・・・何のことだか私にはわかりません。」




あたしのファーストキス

   
真琴ではなく彩乃として



   涙がこぼれた



彼は「ごめん」と優しいキスを…



観覧車が到着にするまで沈黙が続く・・・