しかし、どうにも上手くいかず枯れた花はますます萎れていくばかりだった。


「う〜ん…どうしてかなぁ?私、特に何も考えないで治せるんだけどなぁ…」


う〜ん…と、ダリアは首をかしげて悩んだ。


眉間に深い皺を寄せて思いっきり悩んでいるようだ。

「はぁ…やっぱ星族の特権なのかな?どうやって良いか全然わからない。」


横になったまま、天井を見上げてフィリシアはポソッと口にした。


「ねぇフィリシア、何でまた急に回復魔法使いたいなんて思ったの?」


ダリアもフィリシアの隣にごろんと横になって尋ねた。