そうだね…と言おうとしたとき、キュイキュイが先に嬉しそうにフィリシアの肩の上で跳ねた。


あんまり激しく跳ねるものだから、肩から落ちそうになっていた。


「…その子の方がお腹空いてるみたいね。


確か、フィリシアが初めてここに来たときにアヤトがこの部屋に放り投げたのよ。


おいで、キューちゃん。」

と、手を伸ばす。


「キュイキュイだよ。」


「キューちゃんの方が言いやすいじゃないの。」