城金七瀬ぇ~。


次に会ったら覚えていろよ!!


小さく拳を握り締めた。


生ゴは、そのままゴミとして出した。


数時間は、部署内が生ゴミ臭かったけど…。


嫌がらせも、1回だけだろうと思ってたのに。


それで終わりじゃなかった。


毎日のように生ゴミが届いて。


もう、呆れるしかなかった。


部署内も生ゴミ臭さに慣れちゃったか?


最初は臭くて窓を開けてマスクしてたのに。


1週間もすると、少し窓を開けて普通にみんなパソコンに向かってた。


「宮元さん。お届けモノです。」


「またですか?先輩。」


「みたいだね…。」


いつものように受け取ると、そのままゴミに出そうとした。


でも、今日はやけに小さいし軽いかも。


もしかして、本当に何か送られてきたのかな?


ガタガタ…


ダンボールを振っても、変な音はしないし。


ペリペリペリ…。


ガムテープを剥がした。


「うわっ!!!」


中身を開けて、大声を出してしまった。


ここまで陰湿な事やるなんて。


異常者じゃん。


「宮元さんどうしたの?」


ビックリしてヤナちゃんが飛んできた。


「なんなの!?コレ??」


佐井が箱の中身を見て吐きそうになってる。


「分かんない…。」


怖くてダンボールに近づけない。