振り返ると、ニッコリ笑いながら城金兄が歩いてきた。


「別にお礼言われる事じゃないですから。それより、顔色悪いけど大丈夫ですか?」


「時差ぼけでね。」


笑いながら、目の前のソファに座った。


「体には気をつけてくださいね。」


この世界、忙しいと睡眠時間30分が何ヶ月もとか、普通にアリだもんね。


ある意味、キツイ肉体労働より酷いから。


「ありがとう。そうだ、弟の件も悪かったね。」


弟の件て…。


ア○パン○ン聞いちゃった!?


「弟の…件て。」


恐る恐る聞いてみた。


「ほらKEITAの件。その日のうちに対処してくれたんでしょ?藤原さんから黒崎さん伝えに聞いたんだよ。」


良かった…。


ア○パンマン熱唱して、怒りぶちまけたのは知らないんだ。


まぁ…言えないか。


散々けなされました。


なんて。