上着をささっとはおい、私は素早く外に出た。


すぐに空くんの姿を発見できた。


「ごめんな。また呼び出しちゃったわ(苦笑)」


「大丈夫だよ。話って…なに?」


「今日これから時間があるなら、これからどこか行かない?」


「えっ…今何時?」


空くんはポケットからケータイを取り出して画面を覗き込む。


「今13時ちょっと過ぎたとこ。」


「…たぶん大丈夫!」


「じゃあ久しぶりのデートだなっ♪」


「…だね!」