「え……かっ……」
そこにおったんは……かっちゃん、で。
まったくそんなん予想してへんかったから、目ぇかっぴらいて頭真っ白。
なんで。
…なんで、ここに、こんな時間に、かっちゃんがおるん。
「な…んで……、え、ちょ───っ!?」
乱暴に部屋に押し込まれて、乱暴な音を立ててドアが閉まる。
…え?
なに?え、なにこれ。
何が起こったんか、起こっとるんか。全然わけがわからへん。
わけわからん間に、かっちゃんの手がウチの手首をひねりあげて。
「〜痛っ!?何すんねんいきなり───」
「…やっぱり風間くんやったんや」
「………は?」
「旅行の相手」
抑揚のない低い声。
無表情のかっちゃんに見下ろされて、背筋がぞくってした。
痛い。…つーか、なんか、こわい。かっちゃん。
「楽しかった?リョコー。」
「……かっ…ちゃん…?」
ちょっとこわいって。放してって。ほんまなに。
「な…んなん…酔うてるんけ…かっちゃん」
「………」
「あ……体調!もう大丈夫なったん?あれから──」
「なにしてったん?…風間くんと」



