「……っは、」
─吐く息が熱い。
自分から出ていく息も、上から降ってくる息も。
どっこもかしこも、でろっでろに熱くて。
ぶつかる。交わる。
食べられるみたいなキスを重ねて、離れたか思たらまたくっつく唇。
混じってもたんちゃうかな。もうどっちがどっちのかわからへん。
かざまと、うちのきょうかいせんはどこ。
自分の下で、シーツがうねるのがわかった。
肌が外気に直接触れて、涼しいはずやのに体が火照りだす。
…ほらな、見てみ。バスローブなんてやっぱバスタオルにひもがついとるだけやねん。
手首をひとまとめにされて、足を割って入ってくる体。
そのままほっぺたにキスされて、まだどこに余ってたんか、顔に熱が上る。
「ずる…っ、なんでウチだけ、風間も脱げアホ…!!」
「優子が脱がせてや」
「〜なに…………んっ」
だいたい、はじめっからずるいねん。
マウントポジションとられたら、完全にウチのが不利やんか。
プロレスやったら下の人ぼっこぼこにされとるでな。
なんなん、ずるい、ほんま、
「……っちょ、」
…だって脱がすヒマも、くれへんくせに。



