ペットボトルにもっかい口つけて、ため息ついた。
…あーなんか背中ムズムズしてったで。
「はー………」
ベッドにひっくりかえって、デジカメに手を伸ばす。
今日だけで何枚撮ったんか、ふりかえって見ていってもなかなか終わらへん。
っていうか、大口あけたバカ笑いの写真かなんか食べとる写真かアホな顔の写真しかないし…。
さっき鼻先で見た、風間の背中が脳裏をよぎった。
並んだ肩甲骨。浮かび上がるみたいに。きれいに左右対称で…て、変態か自分。
「あー………」
うん。…よし。
…腹筋しよう!
ベッドから天井見つめたまま、お腹に力入れる。
別にお腹割りたいわけやないけどなんか落ち着かん。動いとかんと落ち着かんもん。
かわいらしい女の子にはあるまじきたくましいペースで回数を重ねる。
っていうかもう普通の腹筋やと物足りん!!ひねる!ウチはひねる!!
─ガチャッ──
ビクーっ!!て。
…ひねり腹筋に変えて四回目のとこで後ろから聞こえた音に、思わず肩が跳ね上がった。
ぺたん。脱衣所から、人が出てくる足音。
「………!!」
…うわ、なんか。なんか振り返られへん。



