昼暮れアパート〜ふたりは、いとこ〜

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「似合わんにも程があるやろ…」


鏡に写った自分の姿見て、思わずひとりごちた。

右手で濡れた髪をくしゃっと触る。

冷たい感触。肩にしずくがポタッて落ちる。



バイキングは、思たより楽しめた。…だいぶ苦しかったけども。

これまた大食い発揮して、風間が皿を積み上げるくらいの勢いで食べてな。

回転寿司やないねんから。さすがにもうキツイわ〜ってゆうてたん誰やねん。

ぶ厚い肉とかグラタンとか、チーズケーキとか。ムッとしたもんばっかり。ウチなんかうどんとかアッサリしたもんすするくらいしかできんかったのに。

ほんま、なんでこんなよー食べるのに太らへんのやろな。

風間の体ん中見てみたい。そんでついでにその器官取り替えたい、ウチのと。


お腹いっぱいで気をつけして歩けんかったけど、二人でぐるぐるホテルん中無駄に散策しまくって。

変な銅像見つけてわざわざそこでも写真撮って。

ホテルのロビーの椅子んとこで、なんでか意味わからんけど空気イス勝負して。