何を。
…とか聞く前にまた唇が触れた。いくら旅行先やからってぶっ飛びすぎやしませんか風間くん。
口をパクパクさせとったら、めちゃめちゃテロ〜ってした幸せそうな顔で、風間が笑った。
─唇からも耳からも瞳からも入ってくる。胸焼けするくらいの。
「アカンゆうてもするけどな」
「………っ!!」
…だれかウチに、風間専用の胃薬をください。
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ラーメン
ラーメン
温泉
温泉でゆで玉子
水族館
(猿山は記憶から消去)
…箇条書きにしたらあっさりしとるけど、ほんまにぎゅうぎゅうの過密スケジュール。
芸能人並みの。芸能人どころか実際は凡人甚だしいちょっと体力有り余っとるオトコ女やけども。
泊まる予定のホテルに着いたときには、チェックイン予定時刻をけっこう過ぎてもてて。
けど、受付の方々はめっちゃええ笑顔で部屋を案内してくれた。
部屋に上がって、とりあえず二人、荷物をドサッと落とす。
「うあ〜…遊んだ〜」
「今寝転んだらすぐ夢の世界いけるわ…」



