でもその晩。 真っ直ぐに向かったアパートに、ゆうは居らんかった。 ゆうの203号室は真っ暗で、アホの子みたいにドアの前で待っとったけど、帰ってこんかった。 『…あんな、』 『風間と、付き合うことんなった』