昼暮れアパート〜ふたりは、いとこ〜

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「〜いっ!?」

「どしたん優子。」

「い…いや、なんでもない…」


昼間の食堂。席を立とうとした瞬間、腰に激痛が走った。

…うわヤバイ、めっちゃ痛いがな。

怪しい直立歩行で後を追うウチを不思議そうな目で見てくる友人。

空になったお皿を返却口に返しながら、そういえば。と呟いた。


「っつーか今日はなんであたし誘われたん?」

「へ」

「最近優子、いっつも風間くんと食べよったやないの」

「かざ…っ、」


その一言に、思わずピキンと背筋が伸びてまた腰が痛む。

またヒィッと叫んで折れ曲がったら、友人は世にも奇妙な生き物見るみたいな目を向けてきた。


いや…いや。だって、だってな!?

食堂をぐるりと見渡し、明るい色の頭がそこにないことを確認すると、ホッと胸を撫で下ろす。


…今朝のこと思い出したら、羞恥死にできる自信あるわ。

っていうかもしかしたらもう死んどるかもしれん。死に絶えとるかもしれん。



ウチが昨夜何をしでかしたかって?


ちょい前に友達やった風間と付き合うことになって、やからホラ、ずっと友達やったから今さら恋人っぽい雰囲気とかなくって。

やからその…キス、も。したことなかって。


やのに、昨日。