放心状態の私は冷えきったアスファルトに倒れた。
涙は止まることなく加速を続ける。
私の泣き声は雨に消されていった。
体を小さくして、アスファルトに身を預ける。
今…なんとなく分かった気がする。
フローリングの床の上で死んでいったあの彼岸花の気持ち。
やっぱり私と似ていた。
寂しい、とても。
苦しい、すごく。
…私は本当に馬鹿だ。
嘘つきで卑怯で傷つけて、信用を奪って。
何をしていたのだろう。
過去を悔やんでも今あるのは未来。
私はもう未来を生きていく自信がなかった。
何度謝っても許してもらえないだろう。
話せる機会があるのなら話すよ。
全部話すから…お願い。
皐…温かい手で私を包んでよ。
私は自分の存在を認めたくなかった。
この時は。
でも本当は素直に生きたかったのに、それができなかった。
だって私は子供だったから。


