きっと神様は自分が計画した悪戯を空の上から楽しそうに見ていたのでしょう。
「成功するかな?」と思いながら。
神様、あなたは相当腹黒いですね。
冷蔵庫から水を取り出し、口に含んだ瞬間、外から誰かの声が聞こえてきた。
廊下を歩き、玄関に向かう。
向かっている途中で気付いた。この声は皐だ。
でももう一人の声も聞こえてくる。
たぶん…女の声。
ワントーン、語尾を上げて話している。
話を聞いていると何だか女の方がしつこいようだ。
「何で家まで来んの?いい加減にしろって。俺は今から予定あんの。そろそろキレるよ?」
「いいじゃん!家に上がらせてよ。てゆか一体こんな時間に誰と会うのー?」
「うるせぇな。妃菜子だよ。今から妃菜子と会うの」
ねぇ椿。
私は運命の道のどのあたりにいるのかな。


