でも分からないんだ。
恋っていうものは。
どうなるかわ分からないんだ。
恋をするのは簡単なのに、愛を知ろうとするのは難しい。
どうして恋愛というものはこんなにも儚いのだろうか。
今も不思議に思っている。
「小絵ちゃんは…知りたい?皐の携帯番号…」
微笑みながら小絵に聞くと小絵は顔を真っ赤にして「うん」と頷いた。
なんか可愛い。
頬を真っ赤にして照れながら言う小絵がすごく可愛く見えた。でもその隣ではそんな小絵を見て心を傷ませる…弘樹がいた。
「もう電話してこないで。電話してきても絶対に出ないから」
そう最後に吐いて電話を切った皐。
私はごくんと息を飲んで、皐が話し始めるのを待つ。
「プライバシーの侵害だと思わない?勝手に調べて電話かけてくるとか」
同意を求める皐に私たちは勢いよく首を縦に振った。
頷かなきゃ殺されると思わせるくらい怖かったから。


