雑踏のエントロピー



アタシの想いはいつだってアタシの中だけでグルグル回って、どこにも放出されないから、今になってこんな涙になって次から次と溢れ出すんだ。


ホントにホント、馬鹿みたい。


幸せそうに笑うアイツの顔がこんなにもはっきりと思い出せるのに。


アタシは今まで、いったい何をしてたんだろう。


自分の中に閉じ込めた熱をどこにもさらけ出せないまま、こんな日が来るのを待ってただけだってのか。