振り返ると、自分が牢獄にいるのがわかった。 扉を開けた瞬間に、ここに飛ばされていたのだ。 オレは、コツンとカードが足元に落ちるのを見た。 「お帰りなさいジュラ!!」 ルナがいきなり抱きついてきた。 そして、オレの手からルビーのピアスを奪うと、ジュランのところへ飛んでいった。 ピアスは元の持ち主に出会えて喜ぶように、彼女の耳に同化した。 いばらに包まれてはいるが、彼女の顔から苦しい表情は消えた。 それから、目を開けた。 吸い込まれそうな、黒い瞳。 彼女は蘇ったのだ。