なるほど、噂に違わぬ出で立ちに、連れ立つ友も血気にはやりがちな少年。 近隣諸国から、尾張の吉法師はうつけよ、とさげすみを受けるのも理解はできた。 だが……、 あれだけあからさまに放った殺気を正面から受け止め、なお、泰然と構えているとは――……。